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スペースX上場後「オルカン vs S&P500」どっちが…

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スペースX上場後「オルカン vs S&P500」どっちがいい?NISAで選ぶべき理由を整理

2026-06-21 公開

スペースX上場で改めて注目される「オルカンvsS&P500問題」

2026年6月にスペースXが史上最大のIPOを果たして以来、「自分の積立NISAのファンドにスペースXって入るの?」という話題が増えている。

答えはファンドによって違う。これを機に、オルカンとS&P500の違いを整理しておこう。

そもそも「オルカン」とは何か

**オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式 オール・カントリー)**は、世界約50カ国の株式に一括投資できるファンドだ。

  • 連動指数:MSCI ACWI(全世界株価指数)
  • 投資対象:米国・日本・欧州・新興国など全世界
  • 米国比率:約65%(米国株が多数を占める)

一方、S&P500は米国の大企業500社だけに投資するファンドだ。

オルカンS&P500
投資対象全世界50カ国米国のみ
米国比率約65%100%
分散高い米国集中
過去10年リターン高いより高い

スペースXはどちらに組み入れられる?

ここが今一番気になるポイントだ。

オルカン → 6月下旬に自動組み入れ

オルカンが連動するMSCI ACWI指数には**「大型IPOは上場後10営業日で前倒し組み入れ」**という特別ルールがある。スペースXの規模(時価総額1.75兆ドル)はこの条件を十分に満たす。

スペースXは2026年6月12日に上場したので、10営業日後の6月下旬にはオルカンに自動的に組み込まれる

S&P500 → しばらく入らない

S&P500には厳しい採用条件がある。

  • 上場後12カ月以上の取引実績
  • 直近4四半期連続で黒字であること

スペースXは現在年間赤字49億ドルの赤字企業のため、黒字化しない限りS&P500には入れない。S&P Dow Jones Indicesも「早期採用ルールは変更しない」と発表済みだ。

「じゃあスペースXのためにオルカンに乗り換えるべき?」

結論:乗り換える必要はない。

理由は2つある。

① スペースXの組み入れ比率は小さい

時価総額1.75兆ドルは巨大だが、MSCI ACWI全体の時価総額は約70兆ドル超。スペースXの比率は2〜3%程度に収まる見込みだ。スペースXだけのために大きく資産が変わるわけではない。

② スペースXは現状赤字で高リスク

Starlinkを中心とした事業は魅力的だが、現時点では赤字。IPO後の株価は大きく動いており(上場後1週間で+40%→その後5%下落)、ボラティリティが高い。「少しだけ自動で入ってくる」くらいのオルカンの組み入れ方がむしろ丁度いいとも言える。

では、オルカンとS&P500どっちを選ぶべきか

この問いへの正直な答えは:どちらでも長期積立なら大差ない

ただし、考え方の違いはある。

S&P500を選ぶ人の考え方

  • 「世界経済の中心は米国だし、米国企業に集中したい」
  • 過去10〜20年は米国株が世界をアウトパフォームしてきた

オルカンを選ぶ人の考え方

  • 「これからは米国一強じゃないかもしれない」
  • 「日本・新興国も入れてリスク分散したい」
  • 「何も考えずに全世界に投資したい」

私自身はオルカン派だ。米国が強いのは分かっていても、30年後も同じとは言い切れない。全世界に分散することで「どこが伸びても乗れる」状態にしておきたい。

まとめ

  • オルカン = 全世界株式、S&P500 = 米国のみ
  • スペースXはオルカンに6月下旬自動組み入れ、S&P500にはしばらく入らない
  • スペースX目当てでファンドを乗り換える必要はない(比率は2〜3%程度)
  • 長期積立ならどちらも優秀。分散重視→オルカン、米国集中→S&P500

💡 どちらを選んでも、毎月コツコツ積み立てることが一番大切。ファンド選びに悩みすぎて始めるのが遅れる方がもったいない。