スペースX(SPCX)上場後に株価が下落した理由|NIS…
スペースX(SPCX)上場後に株価が下落した理由|NISAやオルカンへの影響を整理
2026-06-21 公開
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スペースXが上場して、すぐ下がった
2026年6月12日、スペースX(ティッカー:SPCX)がNASDAQに上場した。
IPO価格は135ドル。初値は150ドルで初日に11%上昇し、一時は時価総額がアマゾンを抜いて米国4位に浮上した。
それが6月17日、上場後初めて5%下落して191ドル台まで下げた。
「あれ、もう下がったの?」と思った人も多いはずだ。何があったのか整理する。
なぜ株価が下落したのか
主な理由:米国の利上げ観測が強まった
スペースXは将来の成長に期待して買われている株だ。赤字企業(年間損失は約49億ドル)でありながら、時価総額1.75兆ドルという超高バリュエーションがついている。
こういった「将来の成長期待型」の株は、金利が上がると打撃を受けやすい。将来の利益を現在の価値に換算するとき、金利が高いほど「今の価値」が小さくなるからだ。
6月に入って米国の利上げ観測が強まったことで、高バリュエーションのグロース株全体が売られた。スペースXもその波に飲まれた形だ。
ただし、IPO価格比では今も+37%
6月20日時点の株価は185ドル前後。IPO価格の135ドルからはまだ37%上昇している。「下落」といっても、上場から1週間で急騰した後の調整に過ぎない。
日本のインデックス投資家への影響
積立NISAでオルカンやS&P500を持っている人が気になるのは「自分のファンドに入ってくるの?」という点だろう。
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)
結論:すでに組み入れられている(または間もなく組み入れ)
オルカンが連動するMSCI ACWI指数には「大型IPOは上場後10営業日で前倒し組み入れ」というルールがある。スペースXの規模は十分に大きいため、このルールが適用される見込みだ。
つまり、オルカンを積み立てている人は、自動的にスペースXを少しずつ保有することになる。
S&P500(eMAXIS Slim 米国株式)
結論:すぐには入らない
S&P500には「上場後12カ月以上の取引実績」「4四半期連続の黒字」などの条件がある。スペースXは現在赤字のため、早期組み入れは難しい見通しだ。S&P Dow Jones Indicesも早期採用ルールの変更を見送ると発表している。
日本から直接買えるのか
楽天証券では上場初日から取引可能と発表している。SBI証券などの米国株対応証券会社からも購入できる。
NISAの成長投資枠(年240万円)で購入することも可能だ。
ただし注意点がある:
- 現時点で赤字企業(年間損失49億ドル)
- 収益の柱はStarlinkの通信事業だが、まだ黒字化していない
- バリュエーションは極めて高い(将来への期待値が織り込まれている)
携帯ショップ店員として感じること
スペースXの主力事業はStarlink(衛星インターネット)だ。
地上の通信インフラが不要で、世界中どこでもインターネットが使える。日本でも山間部や離島などで導入が進んでいる。
携帯ショップで働いていると、「地方では繋がらない」という問題を毎日聞く。Starlinkが普及すれば、通信格差は大きく解消される。その意味では、スペースXのビジネスには本物の社会的価値があると思う。
ただ投資対象として見ると、現状の株価には「かなり楽観的な未来」が折り込まれている。長期投資として持つなら、値動きの大きさを覚悟した上で少額から始めるのが現実的だろう。
まとめ
- スペースXは2026年6月12日にNASDAQ上場(SPCX)
- IPO価格135ドル→初値150ドル→現在185ドル前後
- 下落の理由は米利上げ観測によるグロース株売り
- オルカンには間もなく自動組み入れ、S&P500はしばらく先
- 日本から楽天証券・SBI証券でNISA枠でも購入可能
- ただし赤字企業で高バリュエーション、投資はリスク覚悟で