
国が支えている会社の株は安心か?防衛・半導体・通信で注目の5銘柄を長期投資家が解説
2026-07-16 公開 · 約7分で読めます
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📋 この記事の目次
「国が支えている会社」は投資先として有望か

結論から言う。潰れにくいが、必ずしも儲かるわけではない。
国が出資・支援している企業は「守り」が強い。経営が傾いても政府が支援に動く可能性が高いからだ。ただし「国が関与している=株価が上がる」ではない。成長性より安定を重視する性格の銘柄が多い。
読者
筆者
上場している「政府出資3社」の特性
まず国が株を持っている3つの上場企業を整理する。
| 企業 | 政府保有比率 | 配当利回り(2026年予想) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| NTT(9432) | 約35% | 約2.8% | 通信インフラ。法律で3分の1以上の保有義務あり |
| JT(2914) | 約33% | 約5%以上 | たばこ事業。高配当だが事業縮小リスクあり |
| 日本郵政(6178) | 約33% | 約3.75% | 累進配当方針。安定感は高いが成長性は低め |
この3社は「絶対に潰れない」という安心感がある。ただし成長が期待しにくいため、株価の大幅上昇は見込みにくい。配当を長期で受け取る目的に向いている。
政府が後押しする4分野と注目銘柄
上場3社以外にも、政府が国策として支援している分野がある。その分野の民間企業に投資する方が、成長性も期待できる。
① 防衛関連:10年単位の追い風が続く
政府は2027年度までに防衛費をGDP比2%へ倍増する方針だ。防衛装備品の発注が急増しており、関連企業の業績が急拡大している。
三菱重工業(7011)
防衛装備品の契約実績が年間1兆4,567億円(2024年度)と、2位の川崎重工の2倍以上。防衛分野の利益率目標も8%→15%へ引き上げられ、「利益5倍」の試算も出ている。
川崎重工業(7012)
防衛御三家の一角で、2024年度の受注・売上・事業利益がいずれも過去最高を更新。2026年4月に1→5株の株式分割を実施し、個人投資家が買いやすくなった。配当も150円→166円に増額。
読者
筆者
② 半導体関連:ラピダスの恩恵が周辺企業にも波及
ラピダスへの政府支援(累計2.9兆円)は非上場のため直接投資はできないが、半導体材料や製造装置メーカーへの恩恵は大きい。
信越化学工業(4063)
半導体の材料「シリコンウエハー」で世界シェア約30〜35%を持つ世界最大手。過去20年で配当が26倍以上に増加している。配当利回りは約1.7%と低めだが、長期で持てば「配当が増え続ける」という特性がある。
③ 通信・インフラ:配当狙いの定番
KDDI(9433)
24期連続増配という驚異的な実績を持つ。配当は24年で53倍に増加した。利回りは約3.1%で、法人向け通信・データセンター・衛星通信(Starlink提携)と事業が多角化している。
配当狙いで長期保有するなら、この業界で一番安定しているのがKDDIだと個人的に思っている。
目的別おすすめ5銘柄まとめ

| 目的 | 銘柄 | コード | ポイント |
|---|---|---|---|
| 配当・守り① | 日本郵政 | 6178 | 利回り3.75%・政府出資・累進配当 |
| 配当・守り② | KDDI | 9433 | 24期連続増配・利回り3.1% |
| 値上がり期待① | 三菱重工業 | 7011 | 防衛費倍増の主役・業績急拡大中 |
| 値上がり期待② | 川崎重工業 | 7012 | 防衛御三家・株式分割で買いやすく |
| 長期成長 | 信越化学工業 | 4063 | 半導体材料世界最大手・20年で配当26倍 |
私自身が実際に保有している関連銘柄
「おすすめします」と言うだけでなく、自分が実際に持っているかどうかは大事な情報だと思うので正直に書く。
| 銘柄 | 関連 | 私のコメント |
|---|---|---|
| NTT(9432) | 政府出資35% | 保有中。配当目的というより「潰れない安心感」で持っている |
| JT(2914) | 政府出資33% | 保有中。高配当で評価益も出ている。たばこ事業の縮小リスクは認識しつつ継続保有 |
| KDDI(9433) | 通信・24期連続増配 | 保有中。この記事で推薦した銘柄を自分でも持っている |
| フェローテック(6890) | 半導体製造装置・部品 | 保有中。信越化学ほど有名ではないが半導体関連として評価益が大きく出ている |
フェローテックは半導体の製造装置・部品・素材を手がける企業で、信越化学と同じ「半導体の周辺」の恩恵を受けている。知名度は低いが、長期保有の結果が出ている銘柄の一つだ。
読者
筆者
私自身の正直な考え
私はS&P500積立5年で評価益+97%を達成しているが、投資の軸はインデックス投資だ。個別株はリスクが高く、企業分析に時間がかかる。
個別株を持つとしたら、こう考える。
- 守りメインなら → KDDI(連続増配の実績が信頼できる)
- 成長に賭けるなら → 三菱重工(防衛費倍増の恩恵は10年単位で続く)
- 半導体の長期成長に乗るなら → 信越化学・フェローテック(どちらも半導体周辺の恩恵)
ただし、これはあくまで私個人の見方だ。
必ず読んでほしい注意事項
投資には元本割れのリスクがあります。この記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
「国が支えている=安全」ではありません。政府出資があっても株価は下がります。必ず余裕資金の範囲内で投資することを強くお勧めします。
新NISAを活用した積立投資の始め方はこちらの記事で詳しく解説しています。
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この記事を書いた人
会社脱出ラボ管理人(携帯ショップ店員・30代)
携帯ショップに10年以上勤務。リベ大YouTubeをきっかけにインデックス投資を開始し、資産500万→2,061万円を達成。 Claude AIでIT知識ゼロからブログを構築。「会社に依存しない生活」を目指して実験中。
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